取引基本契約の標準化と運用設計
契約ひな形の統一・差分管理と承認フローを整備し、法務対応のリードタイムを短縮。
背景・課題
- 部署ごとに異なる雛形を使用。差分管理ができずレビュー負荷が高い。
- 承認手順が不明確で、案件ごとに対応がぶれる。
対応
- ひな形を整理し、リスクの強弱に応じた A/B/C パターンを作成。
- 条項ごとに「修正可否ルール」と交渉ガイドを作成。
- 承認フロー(起案→レビュー→決裁)を明文化し、ワークフローに落とし込み。
成果
- レビュー時間を 約40%短縮(社内指標)。
- 修正可否の判断が標準化され、交渉のぶれが減少。
- 業種
- 製造業(従業員約300名)
- 期間
- 約2.5か月
- 体制
- 担当1名+社内実務担当2名
商標ポートフォリオ再設計と更新管理
重点市場の見直しと指定商品役務の最適化。更新漏れ防止のカレンダー運用を導入。
背景・課題
- 国・区分の重複や不足が散見。出願・更新の抜け漏れリスク。
- 担当者交代でナレッジが分散。
対応
- 保有商標を棚卸しし、事業計画と突き合わせて優先度を設定。
- 指定商品・役務の見直しと、更新・ウォッチの運用ルールを策定。
成果
- 重複コストを削減しつつ、重点市場の保護を強化。
- 更新管理を 年間スケジュール化、リマインド体制を整備。
- 業種
- ITサービス
- 期間
- 約2か月
- 体制
- 担当1名+知財担当1名
社内規程の改訂と内部統制の運用支援
リスク領域の棚卸しと改訂優先度付け。教育・監査の定着に向けテンプレートを整備。
背景・課題
- 規程が古く、現行の運用と乖離。監査指摘が増加。
- 現場での理解が不十分で、ルールの形骸化が進行。
対応
- 重要リスクを洗い出し、優先度に沿って規程を順次改訂。
- 教育資料と点検チェックリストを標準化。
成果
- 監査指摘が 翌期に半減(社内集計)。
- 部門ごとの運用差を縮小し、再発防止策が定着。
- 業種
- 小売
- 期間
- 約3か月
- 体制
- 担当1名+各部門担当